日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会の共同監修による「頭痛の診療ガイドライン2021」が2021年10月に発行された。2021年版は、「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」以来8年ぶりの改訂であり、二次性頭痛についてのClinical Question(CQ)が新たに加わった。竹島 多賀夫 先生(富永病院 脳神経内科・頭痛センター)は5月20日の新ガイドライン01のセッションにおいて、「頭痛ー般、緊張型頭痛、 その他の一次性頭痛」と題する講演を行い、I章「頭痛一般」、III章「緊張型頭痛」およびV章「その他の一次性頭痛」を中心に改訂のポイントを解説した。