生物医学における人工知能(AI)の応用は、2010年以降大幅に増加しており、将来、疾患のターゲットや治療法の発見に革命をもたらす可能性がある。
WMS 2021バーチャル大会のオープニング基調講演で、カナダ・トロントにあるDeep Genomics社の創業者兼CEO兼チーフエンジニアであるBrendan Frey博士が、AIの応用と、潜在的な疾患のターゲットや治療法の発見にAIを用いているDeep Genomics社の研究について論じた。
Frey博士はまず、理知的に機能するコンピューターを使ったAIには、機械学習(経験から学ぶAI)と深層学習(人工的なニューロンを何層にも連結したニューラルネットワークを使った機械学習)があると説明した。