50歳以下の若年層の多発性硬化症(MS)患者でも、心血管(cardiovascular:CV)危険因子が脳萎縮の徴候と関連していることが、新たな知見から示唆されている。
若年MS患者におけるCV危険因子の影響を調査するため、サンラッファエレ科学研究所神経画像研究科(San Raffaele Scientific Institute Neuroimaging Research Unit、イタリア、ミラノ)の専門家らが、124名のMS患者(79名が再発寛解型MS、45名が進行性MS、平均年齢36歳、年齢範囲18~50歳)及び年齢と性別をマッチさせた95名の対照例を対象に調査した。