小児期発症てんかんは脳老化を10年早める

新しいデータにより、現在60代の小児期発症てんかん(COE)患者、特に活動性疾患を有する患者において、脳老化と認知的加齢の徴候が浮き彫りになった。

フィンランドと米国の施設の研究者らは、合併症のないCOE患者およびマッチさせた対照被験者の集団ベースのコホートを対象に約55年間追跡し、脳老化と認知的加齢の経過を比較した。研究開始時に幼児だった被験者は、2017年には平均年齢が63歳になっていた。