小児てんかんでの閉ループVNSの評価

てんかん小児患者への閉ループ迷走神経刺激(closed-loop vagus nerve stimulation:VNS)は、標準VNSと比べててんかん発作頻度を低下できるか? AES 2021で発表された新たな知見から、いくつかの答えが得られた。

VNSは薬物抵抗性の切除不能なてんかんに対して有効な選択肢であり、患者の約60%が痙攣発作頻度の50%以上の低下を達成している。しかし、小児てんかんにおいて、発作性頻脈を検出し、迷走神経を刺激する閉ループVNSモデルが標準VNSと比べてどうなのか、あまり分かっていない。