多発性硬化症では早ければ思春期に皮質の萎縮が始まると研究者らが言及

スウェーデンの研究者らは、多発性硬化症(MS)患者では皮質の萎縮は症状発症前に生じること、また、思春期前後に始まる可能性があることを実証した。

MS患者は、診断時に灰白質量が減少していることが多い。これは、臨床症状発症より前に神経変性が生じていることを示している。しかし、萎縮の発生時期や経時的な萎縮率についてはほとんど分かっていない。