脳脊髄液中の一次性進行型多発性硬化症の早期バイオマーカー

要旨

  • 診断時、一次性進行型多発性硬化症(PPMS)の患者は再発寛解型多発性硬化症(RRMS)の患者と比較して、脳脊髄液(CSF)中のCXCL12と単球関連オステオポンチンの濃度が高くインターロイキン(IL)-10値が低かった。

本研究の重要性

  • 多発性硬化症患者の多くはRRMSに続いて二次進行期(SPMS)がみられるが、10~15%の患者では診断時から進行が認められる(PPMS)。

  • PPMSとSPMSはいずれも神経変性が主な発生要因であり、これは灰白質損傷と関連している。

  • 診断時の炎症促進性サイトカインと抗炎症性サイトカインのプロファイルの違いはPPMSとRRMSを区別する手助けとなる。