小児期発症多発性硬化症における腸内細菌叢の解析

要旨

  • オランダの小児期発症多発性硬化症(MS)コホートにおいて、腸内細菌叢の組成および予測される機能的特徴は、小児期発症MS患者、単相性後天性脱髄症候群(mADS)患者、健康対照者の間で有意差を認めなかった。

本研究の重要性

  • MSの病態生理における腸脳軸と腸内細菌叢の役割についての関心が高まっている。小児期発症MSを対象とすることにより、交絡因子を最小限に抑えつつMSの病因を研究する他にはない機会が得られる。

  • 本研究はMSにおける腸内細菌叢の複雑な役割を浮き彫りにしており、さらなる研究が必要である。BMI、またBMIと腸内細菌叢やMSとの間にほぼ確実にあるであろう関連は治療の標的となる可能性がある。