EAN 2021での頭痛のハイライト

EAN 2021バーチャル会議のハイライトセッションで、キングス・カレッジ・ロンドン(英国)のPeter Goadsby教授が頭痛の理解及び管理に関してみられた進歩について考察した。

教授は、2つの機能的結合(FC)に関する研究をはじめとする、11の発表を選出した。Araujo(EPR-028)は、自然発生片頭痛発作患者に対して安静時機能的MRI(fMRI)を実施した。彼らは、発作データと発作間データの間にみられる感覚運動及び島のネットワークの違いを報告し、発作が長いほど結合性の減少と関連していることを見出した。

一方、Messina (OPR-171)は、片頭痛患者と対照にfMRIを実施し、片頭痛患者の橋、疼痛、視覚処理の領域の間にみられる機能的相互作用の変化を特定した。