臨床環境下での遺伝子検査の使用を研究する研究者らによると、原因不明のてんかんを有する乳児及び小児では、遺伝子検査の結果が管理の決定に重要な影響を与えうるため、遺伝子検査を実施すべきである。
AES 2021での発表で、Boston Children’s Hospital及びハーバード大学医学部(Harvard Medical School、マサチューセッツ州、米国)のIsabel Haviland医師は、次のように述べた。「研究では、小児のおよそ4名中3名で、遺伝子診断が医学的管理に影響を及ぼしていました。小児てんかんの約3分の2が原因不明であり、これらの症例には遺伝子検査を実施するべきです。これは、臨床治療や臨床試験の適格性を含む管理に対して、遺伝子検査が重要な影響を及ぼす可能性があるためです。」