パーキンソン病患者の脳内のαシヌクレイン(alpha-synuclein:αSYN)オリゴマーの分布について、専門家らが新たな知見を報告した。
レビー小体は後期のαSYNの凝集であり、PDの病理学的特徴と考えられている。しかし、レビー小体によって神経変性が進行するのかについては議論の余地がある、と神戸大学大学院医学研究科(Kobe University Graduate School of Medicine、日本)の関谷博顕助教は述べた。
MDS 2020での発表で関谷助教は、初期のαSYN凝集であるαSYNオリゴマーが病原的な役割を果たしている可能性があることを示唆した。