MSサブタイプは家族性リスクには影響しないと考えられる

Swedish MS Registryのデータから、多発性硬化症(multiple sclerosis、MS)の様々なサブタイプの家族性リスク及び遺伝率についての知見が得られた。

ECTRIMS 2021でこの知見について発表した、スウェーデン・ストックホルムにあるカロリンスカ研究所(Karolinska Institutet)のAli Manouchehrinia博士は、「何十年も前から、MSは家系内に集まる傾向があることが知られている」と述べた。「これは、家系員が共有することが多い、遺伝的要因及び環境的要因によるものである」。