PDと精神障害に共通の遺伝子及び経路があることが神経発生研究で明らかに

パーキンソン病(Parkinson's disease、PD)と精神障害とで共有される共通の遺伝子及び生物学的経路があることが、EAN 2021カンファレンスで報告された。研究者らによると、この知見は、疫学的関連を説明し、医薬品開発の有望な新しい標的を特定するのに有用となる可能性がある。

Konstantin Senkevich医師[マギル大学(McGill University)のMontreal Neurological Institute-Hospital、カナダ、モントリオール]が、新たな知見を報告した。これらの知見は、予め選択した16の組織(12の脳組織、全血、結腸組織)を用いた、PD及び精神障害に関する多段階の遺伝子及びトランスクリプトミクス関連解析、並びに共通の遺伝的構造の解析から得られたものであった。