健忘型軽度認知障害(mild cognitive impairment、MCI)患者で神経炎症とタウとが共局在していることがPET画像により明らかにされていることを、新たな研究が示した。
神経炎症はアルツハイマー病(Alzheimer’s disease、AD)の診断バイオマーカーとなる可能性があるが、ADの様々な病期で炎症が果たす役割は明らかにされていないと、米国テキサス州ヒューストンの研究者が述べた。研究者は、健忘型MCI患者を対象として、神経炎症の程度及び神経炎症と他のバイオマーカー(アミロイド及びタウ)との相関を評価した。