女性の多発性硬化症患者における周産期のメンタルヘルス

要旨

  • 女性の多発性硬化症(MS)患者はMSではない女性と比較して、周産期うつ病のリスクが高いことが示された。現在妊娠中または最近妊娠した女性の多発性硬化症(MS)患者を、特に妊娠第3期と産褥期に、うつ病の予防と管理のために特別な注意を払ってモニターするべきである。

本研究の重要性

  • 周産期うつ病は、一般集団において報告される頻度が最も高い妊娠合併症であり、通常過小診断されている。

  • MS患者では、MSでない人と比較して、不安症やうつ病のリスクが高い。この関係が、女性のMS患者における周産期うつ病や不安症の罹患率の高さにもつながっているのかどうか、また、どのような因子がこれらの精神疾患と関連し得るのかについては不明である。