PET画像によっててんかんとアルツハイマー病との交点を明らかにする

AES 2020で発表された予備データによると、PET画像研究はてんかんとアルツハイマー病(Alzheimer’s disease、AD)との関係を明らかにするのに役立つ可能性がある。

米国マサチューセッツ州ボストンにあるハーバード大学(Harvard University)及びMassachusetts General HospitalのAlice Lam博士によると、てんかんはADによく見られる特徴である。研究では、AD患者の発作の発症は一般的に認知低下の発症と同時に起こり、ADの診断に先行する可能性が示されているが、動物モデルでは、てんかん様活動がADの認知障害に寄与する可能性があることが実証されている。また、博士らはてんかん様活動がADの進行を加速させる生物学的機序を確立した。