AES 2021で発表された新たな知見によると、小児発症型焦点性てんかんは成人発症型よりも診断が遅れる期間が有意に長い。青年期の焦点性てんかん患者は診断されるまでに1年近くかかっていた。
ニューヨーク大学グロスマン医学部(NYU Grossman School of Medicine、ニューヨーク、米国)の研究者らが、国際多施設共同Human Epilepsy Projectから得られたデータの後向き解析を行った。
研究者らは、4ヵ月以内に焦点性てんかんと診断された12歳以上の患者444名を特定した。プロジェクトへの登録時に、診断されるまでの痙攣発作の発症期間を記録した。