米国のメディケア受給者のうち、黒人患者は、白人患者と比較して神経変性疾患(neurodegenerative disease、NDD)と診断される可能性が高く、転帰が悪いことが、新たな研究で明らかになった。AANの2022年度年次総会で、研究者がこのデータを発表した。
研究者は「NDDの発生率及び転帰に人種的格差が存在することが、多数の文献によって示唆されている。しかし、これらの格差がどのような構造要因の影響を受けるのか又は最新の治療パターンが人種によってどのように異なるのかについては、明らかにはなっていない」と述べた。